近年、アトピーやアレルギーなどの要因として「食の安全性」が問われだし、オーガニックや自然農法の食材に人気が集まっています。
しかし、その割には「水の安全性」について教えてくれる人は少ないと思いませんか?
人間の体は70%以上が水で出来ているのですから、食よりも水に気を付けないと死に近づいて行きます。
それほど水は大切なものですが、身近に感じすぎている為、その働き、重大さを理解している人は少ないのが現状です。
現代では人間社会の経済活動が急速に拡大し、エネルギー資源を大量に使う社会に移行してから、生命体の天敵である活性酸素も増加していきました。
世界中の都市には昼も夜も車があふれ、排気ガスを排出し、上空からは酸性雨が降り注いでいます。 これは地球全体が大量の有毒物質を含んだガスドームに包まれているようなものであり、その中で地球上の生命体は生きているのです。
そして、そのドームの中で農薬を含んだ野菜を食し、有害物質(塩素、トリハロメタンなど)が溶け込んだ水を飲んで、私たちは生活しています。
その結果、生命体の内と外に酸化物(生命体にとって毒物的な存在)は充満し、生命活動の根本原理(酸化還元反応が円滑に作用する)が働かなくなってきているのです。
酸化と還元のバランスが崩れ、酸化反応優位の状態は、自然破壊及び、人体への疾患をも引き起こしていると考えられます。
この現状を考えれば、現代人の消化管内に生息している微生物や消化液の苦労は、波大抵のものではないと推測できます。
そして、 消化液は「消化管に共存する微生物と共に食事を分解し、ホルモンや酵素を分泌して健康を維持させる」という本来の仕事があるにも関わらず、現代人の体内では正常に動けていないのです。
何がいいたいかと申しますと現代の水は、悪循環であり、その水を飲むと体内の微生物が正常に動かなくなる可能性があるということです。